マインドフルネスの福岡市主催市政だよりに載っていた、ZOOMでの講習会に参加した時のこと。
頭の中って、いつもいつも考え事をしています。
ちょっと目を閉じて何にも考えないでください。
すぐ何か浮かんできますね。
考えないようにしようと考えていたり(笑)
必要なことを集中して考えているときはいいのですが、考えないでいい時にもぐるぐるぐるぐる何か考え事が止まらないっていう状態をマインドワンダリングと言います。
大体そんな状態の時は人間の脳はネガティブの方に行くようにできてるらしいんです。
まぁ楽しいことずっと考えてるならいいのかな。。
マインドワンダリングの状態は脳をずっと忙しく活動させています。
そんな時は、今ここに意識を向けていくということをしていくと、脳が静かになっていきます。
目を閉じて、深呼吸して、落ち着いて呼吸に意識を向ける。。。
またしばらくすると雑念が色々湧いてきて、脳の機能もあっちこっちが動き始めます。
あ!何か違うこと考えてる!と気づいて、また意識を呼吸に戻すという作業をしていきます。
その気づいて戻す、また気づいて戻す、という事が、脳の前頭前野を鍛えていきます。
自分をコントロールしたり論理的に理性的に物事を考えたり、人と共感する力などを司っている脳の機能です。
それが鍛えられると何がいいか。
ストレスが来たとき、、人間はちゃんと身構えるようにできてます。
自転車にぶつかりそうな時、びくってして体がちゃんと動きますよね。
逃げたり身構えたりする。
そういう状態の時、扁桃体っていうところが働きます。
副腎もですね。
心臓を早く動かしたり、筋肉を硬直させたり、大切な機能です。
大事な機能なんですが、それがずっーと続く。
または自分でストレスと感じていなくても、ずっーとマインドワンダリングしている状態になってくると、偏桃体ハイジャックという状態になるそうです。
物事を冷静に考えられなくなったり、考えがまとまらない、やる気が出ない、ちょっとしたことでイライラしたり。
そんな状態を改善していく方法が、前頭前野の力です。
カッとなっていても客観的に理性的な考えにスッと戻していきます。
わたしも怒ることはよくあるんですが、怒りが長引くことがなくなってきました。
ヨガを始める以前は、何日も何か月も怒っていたことも。。
偏桃体ハイジャック状態だったんだろうな。。
ヨガではいつも今ここの身体の感覚に意識を向けてくださいって言ってます。
今ここに意識を止めやすい方法です。
なかなかじっとしてて、呼吸に意識をずっと向けるって言うのは難しいことです。
でも身体を動かすと色んな刺激がわかりやすいので意識を留めやすくなります。
マインドフルネスも、チョコレートの形をみて、においをかいで、舌触りを感じて、味を感じて、というチョコレート瞑想や、音楽や周りの音に耳を澄ませる瞑想、手触りを感じてみたり、歩きながら足裏を感じる歩く瞑想などもあります。
すべて今ここに意識を向けていく作業です。
ヨガは身体を動かすことによって意識を身体に向けています。
でも誰かに合わせようとか誰かと同じにしなきゃ、これで合ってるのかな?間違ってるのかな?と気になっていると、意識が外側に行きがちですね。
できるだけ自分の内側に意識を向けてください。
すると前頭前野が鍛えられて偏桃体ハイジャックに陥らない、ストレスにも強くなります。
身体を激しく動かさなくても、今ここに意識を向けることはできるんです。
いくつになっても、もし体が動かなくなっても、今ここを感じて自分の脳を鍛えることはできますね。
おうちの方にも、今日の料理の味どう?とかマッサージしながらここの感覚はどう?とか、手のひらのあったかさを感じる?と、問いかけてみて下さい。
毎日ご飯を食べると時にちょっと手を合わせてみる、手の温もりを感じてみる、信号で止まった時に今、呼吸どうなってるかなー?って意識を向けてみる。
今ここの感覚を感じる時間を、日々の生活の中に作ってください。
それだけで前頭前夜の働きが良くなってきて、老化によっておこってくる脳の石灰化を抑えていくそうですよ。
老化防止にも役に立ちますね。
いつでもどこでも訓練できますので脳トレを兼ねてやってみてください!
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