意識の訓練

ヨガに通われてる方はいつも肩に力が入ってたなーとか、ここが偏ってるからバランスが悪いんだなぁとか、いろんな身体の感覚に気づいてきます。
気づくと少し背を伸ばしてみようかなとか、お腹にグッと力を入れて動いてみようかなって意識が変わってきます。

体を少しずつ変えていくのと同じように心も少しずつ変えていくことができます。

実はそこを目指しています。

ご自分の考え方の癖、何をよく見ていて何に意識が向いているのか？

体は私も見てわかるんですが、心の中までは他の人には見えません。

すごく元気そうに見えても自分をいつも取り繕っているかとか、穏やかそうに見えてもいつも内心イライラしている方とか、いらっしゃいますね。

今週から始めた瞑想プログラム。

嬉しいこと楽しいことを思い出してみようです。

同じ経験をしていても同じ場所にいても、人それぞれ意識が向いている場所が向いている方向が違っていたりします。

うちの母は典型的なネガティブ思考。

ハワイ旅行に行った父にハワイどうだった?と聞くと海の色がすごく綺麗だった～と話してくれたんですが、母にハワイはどうだった？と聞くと、とにかく空港で、ものすご～く並ばされてね。きつかった。。。から始まったんですね。

きっと楽しいこともあったと思うんですが、記憶に残っていることって、つらかったことなのか。。
そんなことが多くあるようなんです。

辛い記憶や、悲しかった記憶っていうのは、自分を守ったり人に嫌な思いをさせないために大切なことです。

でも、それと同じぐらい楽しかったこと、嬉しかったことに意識が向いていることは、とても大切なことです。

私も昔は結構ネガティブ思考で、何か不足していること足りないことを探しては嘆いていたような気がします。
今はそんなに環境は変わらないんですが、、嬉しかったことやありがたかったことによく目が行くようになったように思います。

綺麗なお花が咲いてたら綺麗だなって嬉しくなるし、辛いことがあっても、その時に少しでも助けてくださる方がいたら、こんなに優しい言葉をかけてくれて、心配してくれて、とてもありがたいなーって感じます。

皆さんの意識は嬉しいこと楽しいことに向いていますか？

これからの意識の向け方が変わっていけるように、過去のご自分の記憶の中から嬉しかったこと、楽しかったことをピックアップしてみたいと思います。

まずは幼少期から小学校ぐらいまでの間、期間を区切って瞑想していきます

あの友達と遊んで楽しかったなーとかあの時先生に褒められて嬉しかったなーとか、何かプレゼントをもらって嬉しかったなぁとかそんなことを思い返してみましょう。

きっとたくさんあるはずです。

もしかしたら思い出そうとすると嫌な思い出が色々出てくるかもしれません。

でもそこに蓋をするわけではなく、ちょっと今は嬉しいことを探しているので。。

嫌なことはちょっと横に置いといて。という気持ちで嬉しいこと探していきましょう。

そうやって記憶の中でも嬉しいこと楽しいことをちゃんと見つけられるようになっていくと、今から先も嬉しいな楽しいなっていう方に多く意識が向くようになってくると思います。

これも思考の訓練です。

足を鍛える腕を鍛えるのと同じように思考の方向も鍛えて行きましょう。

目を閉じて1分でもいいです。
可能であれば5分10分。
自分の記憶をたどってみてください。

次に中学時代。高校時代。大学または社会人になってから。

自分の中で人生を区切って思い返してみてくださいね。