私が行なっているヨガはきれいなポーズをすることを目的にしているヨガではありません。
身体を動かしたときに、どんな感覚があるかを感じることを目的としているヨガです。
手の角度がこの位置とか、脚の位置はここまでとか、ポーズを正確にとることを目的にしているヨガの教室もありますね。
それも骨格であったり、姿勢であったり、筋肉内臓に刺激を入れながら、体をコントロールしていくというすばらしいものです。
それも大切な事なんですが、年齢とともにできなくなること、無理することも多くなります。
ここでは特に怪我がないように正しく動かすということと、動いた時にどんな感覚があるか、そこに集中し丁寧に見守っていくことを大切にしています。
日常は、どう動かすか、ということに意識を向けています。
ラジオ体操も大きく手を挙げてーみたいにどう動かすかはやってきましたね。
日頃の生活も意識はほとんど外側に向かっています。
意識を外側に向けてしっかりと注意を払って、みんなに合わせて、みんなが嫌な思いしないように、みんなに迷惑かけないように、と過ごしていませんか。
とても大切なことまではあるんですけれども、自分のことはあと回し、忘れがちになっていませんか。
周りの人と同じように自分の事も大切にしていますか。
どんな風に体が動いているのか、どんな感覚があるのか、気持ちいいのか、痛いのか、何の刺激もないのか、あまり気にせずに身体って動かしてるんですよね。
嫌なことをしてる時は体も疲れたなーって感じるかと思いますが、 楽しすぎる時、一生懸命な時、緊張状態の時、自分の身体に意識を向ける事がなく疲れていることにも気付かずに、体に無理をさせすぎていることがあります。
ヨガをしながら今、自分が気持ちいいのか、呼吸がしやすいのか、体が安定しているのか、力が入っているのか抜けているのか、よく観察してその感覚をしっかり脳で感じていってください。
この感じる感覚が鈍ってしまうと心身共に疲れていくし、心身共に疲れているとこの感覚も鈍ってきます。
本来動物として持っていた感覚を、人間は大脳ばかりを働かせていくことで感じにくくなっています。
ちょっと考え事を手放して、大脳をお休みさせてただ感じるっていう時間にします。
すると原始的な脳が働いて自律神経を整え、ホルモンのバランスを整え、免疫力を高め、ご自分の内側からご自分が本来持っている力を発揮して元気にしていきます。
終わった後にすっきりした感覚があるのは、脳がスッキリしているという状態でもあります。
誰かと同じように体を動かすとか、誰かと同じ角度でポーズをとるものではなくて自分が安定して心地よい状態を探しましょう。
まずよく自分の感覚に気づいて、身体に合わせた位置にしてみる。
自分が一番気持ちいい角度で感覚でいい刺激を入れていきましょう。
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